ぶちょろぐ: 3月 2019

2019年3月14日木曜日

平成30年度卒業制作受賞作品展２

こんにちは。“がくぶちょー”です。

横浜赤レンガ倉庫1号館で開催された横浜美術大学平成30年度 卒業制作受賞作品展レポート第２弾です！

前回の「平成30年度卒業制作受賞作品展１」では、V系（Visual DesignのV）のビジュアルコミュニケーションデザインコース、映像メディアデザインコース、イラストレーションコースの受賞作品を見ていただきました。（新設のアニメーションコースの卒業制作は再来年からの登場となります）
▶︎「平成30年度卒業制作受賞作品展１」を先に見る

今回の「平成30年度卒業制作受賞作品展２」では、A系（ArtのA）の絵画コース、彫刻コース、C系（Craft DesignのC）のクラフトコース、プロダクトデザインコース、テキスタイルデザインコース、そして修復保存コースの卒業制作受賞作品を紹介します！

では、A系（ArtのA）絵画コースの最優秀賞受賞作品から。

▼タイトルは「memento mori」…どんな意味なんでしょうか。油彩・アクリルによるF150号サイズ２枚による組作品です。制作の背景には、震災の記憶が深く関わっているようです。

▼続いて絵画コースの優秀賞です。タイトルは「転変」。この作品もカタストロフィーというか、破滅的な場面を感じさせる作品です。

次にこの世を支配するのは人間なのか、くじらなのか、蛇なのか…　F200号サイズの大作です。

▼絵画コースのもうひとつの優秀賞。タイトルは「Pop World」。まるで壁画のような幅9m以上の迫力ある作品です。その名の通り、ポップで楽しい世界観を表現していますね。（色の再現性を考慮して学内展の写真を掲載しています）

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A系（ArtのA）２つ目のコース、彫刻コースの最優秀賞受賞作品です。

▼彩色した木彫作品ですね。タイトルは「fill me」…直訳すると「私を埋める」？とにかく凄いインパクトです〜

▼目とか口とか鼻に入っちゃってるねー！

▼彫刻コースの優秀賞です。

なんか縦にたくさん積み重なってるぞ〜

▼粘土を焼いたテラコッタによる「うさぎ」です！

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引き続き、C系（Craft DesignのC）クラフトコースの最優秀賞受賞作品をご紹介しましょう。

▼「これから」というタイトルの木工作品です。作者のお父さんが若いころ慣れ親しんだ思い出のギターと、これからも一緒に、青年の心を忘れずに共に過ごしてほしい…という優しい思いが込められた座椅子です。
世界でたったひとつの、唯一無二な座椅子ですよね！(T_T)

▼クラフトコースの優秀賞。前回「…卒業制作受賞作品展１」で少し登場したトラですね！ (◎｡◎;)　コレ、バーチャルではありませんよ…

彩色を施した木彫作品で、タイトルは「Mimpi」。…Mimpiって何？横浜の野毛山動物園に実在するスマトラトラのMimpiちゃんだそうです！
動物を観察するのは本当に根気がいる作業です。作者は1年くらい動物園に通ってスケッチをしたそうです！お疲れさまでした〜

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C系（Craft DesignのC）２つ目のコース、プロダクトデザインコースの最優秀賞受賞作品です。

▼膨大な謎のパーツが展示されています。「つながり隊」とは何か？？

▼バラバラのキリン…

▼バラバラのシマウマ…

▼ナント、おばあちゃん！

つなげて遊ぶユニークな、謎の製品です…▼ウマオ君？

▼プロダクトデザインコースの優秀賞です。

襟えりのように身につける「えりごのみ」というネーミングのトラベルバッグの提案です。

１つの製品で３つの楽しみ方ができます。

①枕！電車や飛行機に乗るときほしい〜

②ナップサック！荷物たくさん入りそう〜

③手さげバッグ！コンパクトでオシャレ〜

！こりゃ便利でオシャレだなぁ〜

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C系（Craft DesignのC）３つ目のコース、テキスタイルデザインコースの最優秀賞受賞作品です。

▼45点もある華やかなスクリーンプリント作品です。タイトルは「生活」。

▼ひとつひとつ、絵として素敵なデザインですね！

▼さすがテキスタイル、たたむとコンパクト…

▼テキスタイルデザインコースの優秀賞。やはりスクリーンプリントです。タイトルは「そのこころは」。どんなこころ？

▼パイナップルとホチキスの組み合わせって“Great！” だね。気に入った〜

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最後に、今年から卒展に初めて登場する修復保存コースの研究制作をご紹介します。

▼最優秀賞受賞作品は、鳥獣人物戯画の絵巻物や…

▼伊藤若冲象鯨図屏風のうちの象の部分の模写作品です。

▼日本画の装幀（そうてい：本を綴じる作業）や軸装の研究成果の発表もありますね。

▼優秀賞受賞作品は西洋画がテーマ。ルネサンス初期の画家マザッチョの模写です。

▼これは使用された絵具や金箔など、古典技法の研究成果の発表です。

以上、今回の「平成30年度卒業制作受賞作品展２」では、A系の絵画コース、彫刻コース、C系のクラフトコース、プロダクトデザインコース、テキスタイルデザインコース、そして修復保存コースの卒業制作受賞作品を見ていただきました。

引き続き、V系（Visual DesignのV）のビジュアルコミュニケーションデザインコース、映像メディアデザインコース、イラストレーションコースの受賞作品を見たい方は、こちらからどうぞ〜↓
（新設のアニメーションコースの卒業制作は再来年からの登場となります）
▶︎「平成30年度卒業制作受賞作品展１」を見る

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▶横浜美大にもどる！

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平成30年度卒業制作受賞作品展１

こんにちは。“がくぶちょー”です。

3月7日〜12日まで、多くの観光客で賑わう「ハマ」のイチオシスポット…横浜赤レンガ倉庫1号館で開催された横浜美術大学平成30年度 卒業制作受賞作品展のレポートをお送りします！

横浜赤レンガ倉庫1号館会場には、横浜美術大学各コースの最優秀賞と優秀賞を受賞した卒業制作の力作が多数展示されています。

▼ムムッ会場にト、トラがいるぞっ！(◎｡◎;)
コレ、バーチャルじゃないですよ〜　この作品は、次回「平成30年度卒業制作受賞作品展２」でご紹介しますね

では、まずは各コースの最優秀賞の中から、さらに全学的に最も高い評価を得たNo.1作品に贈られる「金兎きんと賞」受賞作品をご紹介します▼

今年度はビジュアルコミュニケーションデザインコースの作品が受賞しました！初めての受賞〜

▼子どもから大人まで年代を問わず、ひとつでも多くの手話を覚えてもらいたいという作者の熱い思いが込められた絵本作品です。
タイトルは「見る・分かる・楽しむ　カラフルな手」。
インフォメーショングラフィックの要素を持った完成度の高いビジュアルブックです。こんなのが欲しかった！という社会のニーズに、見事に応えています。

せっかくなので皆さんも手話をいくつかぜひ覚えてみてくださいね。

▼「両手をにぎって手首をつけて、花がさくように、ゆっくり手のひらを左右にはなして、ゆびをひろげて、『花』の手話ができあがり。」

▼「くもからすいてきがおちてきて、ザーザーとふるように、両手を上から下に同時に下げて、2回おろして、『雨』の手話ができあがり。」

▼「そつぎょうしょうしょをうけとって、すこし上にあげるように頭をさげながら、両手のこぶしをすこしあげて、『そつぎょう』の手話ができあがり。」

これなら楽しく簡単に覚えられそう！

今年の「金兎きんと賞」に贈られる海外研修は、数々の巨匠を生み出した芸術大国スペイン！バルセロナ・マドリード・トレドを巡る旅です。ガウディの建物にいますね〜▼

▼さすが美食大国スペイン！なんかグルメ情報もかなりアップされているねぇ〜

▶︎ヨコハマ美大ブログを見る

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引き続きビジュアルコミュニケーションデザインコースの優秀賞を見てみましょう。

▼小さなかわいい絵がいっぱい！

作品タイトルは「BAMBI」。今は亡き愛犬BAMBIちゃんへの想いがテーマです。日頃目にするいろんなものにBAMBIちゃんの耳が生えて見えるという作者の妄想？幻覚？をビジュアル化した作品です。原画イラストとビジュアルブックが展示されています。
▼耳が生えたりんご

▼耳が生えたトースト

▼耳が生えた電球

▼耳が生えたくつ下

…ほかにも凄い数の耳が生えた作品があります。イラストの温もりのあるタッチと優しい色調に、ほんわかと心癒されますね。

▼ビジュアルコミュニケーションデザインコースの優秀賞をもうひとつご紹介します。
人間のせいで絶滅してしまった生き物をモチーフとした画集、そして原画イラストレーション。今年は製本する人が多いですね〜タイトルは「Revive」。