2018年2月23日金曜日

横浜美大【卒制展】4/映像メディアデザインコース


こんにちは。“がくぶちょー”です。

祝!卒制展特集第4弾。

V(ビジュアルデザイン)第3のコ〜ス、映像メディアデザインコース最優秀賞作品です。
タイトルは「そして、ここから」。映像を組み込んだインスタレーションです。故郷の居間をリアルに再現し、その空間にホログラムの手法で家族が登場します。その情景は今なのか?あるいは過去の記憶なのか?…物体としてのリアリティーと時間軸が錯綜する不思議な世界です!

映像メディアデザインコース優秀賞作品、つ目タイトルは「街と残痕」。イラストとアニメーションを組み合わせた作品です。手書きの風景画の一部が投影されたアニメーションで動きます。静止画の絵としての魅力をメインに打ち出しながら、一部分の絵だけが動くというバランスが心地よい刺激を与えています。↓一見すると全体がプロジェクターからの投影画像に見えますが…
↓近くに行くと、手書きイラストがライトで照らされているように見え…
↓電灯が消えたり、ついたり…静止画で頑張って説明します)
↓動画で布団たたいています〜静止画で頑張って説明します)
つまり、建物イラストは静止画で、布団をたたく謎の人物だけが動いているわけです…

映像メディアデザインコース優秀賞作品、つ目タイトルは「煙のような日々」。いわゆるスチル写真(→movieに対してstill、静止画写真のことですね)。絵画的な女性のポートレイトです。
↑↓トレーシングペーパーのような半透明フィルターを介して撮影しています。ディテイルが見えないということが、逆にモデルの人物の存在感というか空気感をよりアーティスティックに表現しているように感じました。

↑↓透明アクリル板に印刷することによる、絵画とは違ったクールな美しさが新鮮です。私の撮影がいい加減で蛍光灯が激しく写り込んでいて申し訳ありません m(_ _)m カオ文字久しぶりに使った〜


映像メディアデザインコース優秀賞作品、つ目タイトルは「有限会社 紙魚」。レリーフ状に立体的に造形された看板の形に、プロジェクターから鮮やかに電飾を投影したインスタレーションです。掲示されたアーティストステートメント(→制作意図のこと。この方がカッコイイでしょ)は、やや難解なものでしたが、作品自体は迷いがなく強固なイメージが構築されています。日本の夜の繁華街の雑多なネオンサインが外国の人にはエキゾチックでミステリアスな印象を与えることに通じる、混沌とした美しさが端的に表現されています。↓作者本人に投影された感じも何かカッコイイですね〜

映像メディアデザインコース優秀賞作品、つ目タイトルは「Visit of Graphics.」。モーショングラフィックスを実写映像に組み込んだ作品です。通常は動かない看板である駅のピクトグラムやサインがモーショングラフィックスによって人を誘導するようなイメージでしょうか?森島君あってる?作者はビジュアルコミュニケーションデザインコースと映像メディアデザインコースの両方で学んだ経験があります。その成果が見事に花開きましたね!
↑↓実際の作品ではグラフィックが動いています〜 



 

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2018年2月20日火曜日

横浜美大【卒制展】3/イラストレーションコース


こんにちは。“がくぶちょー”です。

祝!卒制展特集第3弾。

V(ビジュアルデザイン)第2のコ〜ス、イラストレーションコース最優秀賞作品です。
タイトルは「植物譜」。書籍、テキスタイルデザインとその原画イラストです。

原画は、もの凄く繊細なタッチで透明感あふれる美しい色彩を表現しています。自由な発想で架空の植物をモチーフにしたそうです。



次は、イラストレーションコース優秀賞作品、つ目タイトルは「少年と星」。この作品はレリーフ状に手前に立体的に飛び出ていますよ〜 もちろん壁面の絵画として素晴らしいのですが、これらが動くアニメーションもぜひ見てみたいですね〜!


イラストレーションコース優秀賞作品、つ目。絵本作品です。原画の水彩画も展示されています。作者は青い色にとても深い思い入れがあるようですね。本物の原画の発色はやはり違います!宝石のように美しいです〜

イラストレーションコース優秀賞作品、つ目。タイトルは「fictional gairls」。直訳すれば架空の女の子ですね。架空とは言え、民族や国境を超え「こういう子どこかにいそうだね…」という不思議なリアリティーがあります。美しく、尚かつとても繊細なのですが、スケール感があり静かながら力強いパワーを感じます。


イラストレーションコース優秀賞作品、つ目(イラストレーションコースは一番学生数が多いので優秀賞4つも出るのです〜!)この作品は、絵の前に立体が別に設置されています。戦艦のようでもあり、怪物のような生き物にも見えるこの謎の船が、宇宙空間を漂流するんでしょうね。何のため?どこへ?誰が乗ってるの? 謎はどんどん深まります…

個人的にはこの作品も気に入りました。キャラが立っていて世界観が完璧にできあがっています。大小とり混ぜた絵の配置と、ジオラマというかぬいぐるみの壁面展示のバランスがとても良いですね!







 

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2018年2月19日月曜日

横浜美大【卒制展】2/ビジュアルコミュニケーションデザインコース


こんにちは。“がくぶちょー”です。

卒業制作学内展の方は無事終了しましたので、
このあたりで、主だった各コースの受賞作品、そして全学で最も優れた作品に贈られる金兎きんと賞の方も、ガンガンご紹介していきたいです!

ちなみに、3月に赤レンガ倉庫で卒制受賞作品展を改めて開催する予定です。
〈受賞作品展〉会場:横浜赤レンガ倉庫1号館2F(横浜市中区新港1-1)2018年 3月8日(木)〜3月13日(火)11:00〜19:00(最終日17:00まで)…です。

前回 ぶちょろぐ” では…
今年の卒展ポスターにも採用された…
このビジュアルコミュニケーションデザインコース最優秀賞受賞作品をご紹介しました。▶横浜美大【卒制展】1

この流れで、今年はV(ビジュアルデザイン)コースから見ていきましょう〜 ちなみに横浜美大にはV系の他にA系(絵画・彫刻)コース、C系(クラフトデザイン)コースがあります。

…ということで、引き続きビジュアルコミュニケーションデザイン(略称VCD)コース優秀賞作品。

チョコレートのブランディングデザインです。耽美な世界観を表現した画家ビアズリーと、若さと美しさのために若い娘の血を浴びたという16世紀のあるハンガリー貴族をイメージしたというパッケージデザインの提案。ユニークな付加価値を創り出すのがブランディングの大切な役割ですね!
…実はこの作者は、日本政府が推進する文化プロジェクト「beyond2020」のロゴマークをデザインした人でもあります〜!!

VCDコースの優秀賞もう一人。トースト大好き女子のイラストとカレンダー仕立てのレシピ提案。様々なグラフィックデザインの要素が複合した、とっても楽しい作品ですよ〜。イラストはデジタルで描かれた手書き風です。おいしそ〜


VCDコースの卒制をもう少し見てみましょう。

CGによる作品。一見写真のようですが、これも最優秀賞と同じようにAdobe Illustrator(アドビ・イラストレーター)というグラフィックソフトで、丹念にしつこく写実的に表現しています。コンピュータのパス(線)によって描かれていることもプレゼンテーションされていますね。
あるミュージシャン(ひと目でわかりますが)にひたすらフォーカスした趣味性の高い卒制です。広報誌、イラスト、Tシャツなどが展示されています。ファンクラブの部屋みたいですね〜
いえ〜い
←このイナバ ちがうんじゃね?

ゲーム制作をした学生も何人かいました。吸血鬼をテーマにした学生は、お化け屋敷のような展示に!
ほか、キャラクターデザインや…
本物の虫の標本が付いた本の装丁デザイン…などの作品が印象的でした。




 

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