2018年5月31日木曜日

美術「通」はオランダに行く


こんにちは。“がくぶちょー”です。

オランダに行ってきました。

アートの本場と言えば、パリ?ロンドン?ニューヨーク?
もちろん普通はそうなのですが…

「通つうは、オランダに行きます。


そうこの人の国ですね。


これはアムステルダム国立美術館にあるゴッホの自画像。



同じアムステルダムにあるゴッホ美術館の方ではVan Gogh & Japan展を開催していました。


日本の浮世絵をマニアックに愛したゴッホは、たくさんの模写を残しています。残念ながらここは撮影禁止だったのでカタログから紹介します。



▲▼有名な歌川広重「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」の模写ですね。雨を黒く力強い線で描くことは、西洋絵画ではあまり見かけません。大胆な構図といい、ゴッホには衝撃的だったのでしょうね。


ほか、オランダと言えば…


??  誰ですか〜


そう…レンブラントです!
バロック絵画を極めた超絶技巧の画家です。この有名な作品は、アムステルダム国立美術館所蔵「夜警」です。
「夜」じゃないですよ。市民の自警団を描いたそうです。
暗闇からスポットライトを当てたように浮かび上がる表現が印象的なのですが、元々は昼の風景だったのが経年劣化で黒く変色して夜の風景に見えているそうです。
じゃあ「夜警」っていうタイトルまずいんじゃない?
…ということで、正式にはフランス・バニング・コック隊長とウィレム・ファン・ライテンブルフ副隊長の市民隊長いよ〜  というタイトルが付いているそうです。「夜警」は定着してしまったので、通称として使われているそうです。

アムステルダム国立美術館には、もう一人紹介したい巨匠の作品があります。
フェルメールの「牛乳を注ぐ女」です。
この絵も超有名なのですが、想像以上に小さかったのが印象的でした。正確には45.5cm×41cmだそうです。でも、むしろ逆に小さな宝石のような強烈な輝きを放っていました。小さいのに実物を見た感動は、超Bigでした!



(…ちょっと休憩)オランダっぽい跳ね橋

もう一人、オランダの巨匠を紹介します。
20世紀に活躍した画家です。

アムステルダムから電車で1時間くらいのところにハーグという街があり、
私の大好きなマウリッツ・エッシャーの美術館があります。

「滝」。水が登って永遠にぐるぐる流れているお馴染みのだまし絵です。版画なので、ここじゃないと見られないということはないと思いますが、本物を見るのは初めて!
これも超有名「描く手」。
個人的に大好きな「静物と通り」。
だまし絵的な要素にシュールな絵画性が加わって何とも不思議なイメージです。

エッシャーさんにガン見されてちょっとコワいよぅ


エッシャー美術館があるハーグの街にはこの有名な絵もありました。
マウリッツハイス美術館にあるフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」です。

「北方のモナ・リザ」とも称され、ダ・ヴィンチが考案したと言われているスフマート技法(…柔らかくぼかした筆使いで微妙な陰影を表現する技法)を駆使しています。
現代の8Kテレビの画像は余りにも高精細過ぎて目が疲れますが、この絵のようにほんの少し輪郭がボケているくらいの方が人間の目には自然で優しいと思いました。


このゴッホ風“がくぶちょー”自画像…作るの時間かかったし、けっこう気に入っているので、再度登場させて『美術「通」はオランダに行く』を終わりにしたいと思います…




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